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デザインエンジニア(2)

05 16, 2009 | Tag,情報デザイン
デザインエンジニア(1)のエントリーから続きます。

■2種類のプロトタイピング
「プロトタイピングに強い会社をつくりたかった」と田川さんはtakramを立ち上げた理由も講演の中では色々と仰っていました。今回の講演でキーワードになったのは「プロトタイピング」。この言葉につきたと思います。そして、そのプロトタイピングは2種類あるんだそうです。

・Concept Make
  コンセプトをつくるプロトタイプ:アイデア発散
・Concept Proof
  コンセプトを実証するプロトタイプ:アイデア収縮

今まで僕がイメージしていたプロトタイピングというのは後者のConcept Proofだけでした。あるコンセプトを具体的に表現したもの、何度もユーザビリティテストを通してデザインを具体化していくもの。そのように捉えていたのです。

しかし、前者のConcept Make。これは上位概念をより深め、コンセプトを掘り下げていくプロトタイピングです。といっても、例えばブレインストーミングで簡単にアウトプットを書いてみることや、いくつものロゴマークの提案を並べてコンセプトを明確にしていく作業を通して、普段の手法でいつの間にか行なわれているようです。

CIMG176.jpg

しかし、このConcept Makeの段階におけるプロトタイピングには大きなデメリットがあります。それは、「これでいいや」と早い段階でアウトプットの型を固定してしまうこと。つまり、コンセプトまでの深堀りをせずにショートカットしてしまうことです。

CIMG169.jpg

これは前回の新歓ワークショップでも感じたところでした。安易な考えで手早くプロトタイピングをつくってしまうと、こういうデメリットがあることもよく想定しなければなりませんね。


■プロトタイプは本物に近づける
しかし、実装するプロトタイプは以下のようなメリットを生むことも忘れてはいけません。そのメリットを高めるためにも、プロトタイプはよりリアルに忠実につくることが大切なようです。

・「体験」を与えるため
例えば、デザイナーとエンジニアは紙面上でコミュニケーションをすることができますが、クライアントとなる一般的な人々には紙面上では伝わりにくいものが多くあります。ここでプロトタイプを実装し、クライアントに「体験」を与えることで、クライアントともコミュニケーションを取ることができ、要望等を引き出すことも可能になります。

・「独りよがり」を防ぐため
また、実装したプロトタイプを身の回りの人に「体験」させ、フィードバックを貰うことで、独りよがりのデザインを防止することができるようです。多くの意見を吸収する、オープンな姿勢はここでも重要なんですね。


■小さく回転していくこと
また、プロトタイプの実装と他者のフィードバックを繰り返し行なうことで、「いざ発売!」となった時に失敗しなくなるという話もありました。いきなり世間というフィールドに出る前に、身近な人達の小さなフィールドで小さく回転していくことが良いんだ、と。ただし、マーケティングにも繋がっていく話なので安易には考えられないようです。


――――――――


ところで、実際の会場にはtakramが他の展示会で出されていたものが展示されていました。動画で報告しておきます。(音量注意)

・Overture
LEDの光を放つ水の入ったガラス電球に触れると、心臓の鼓動が聞こえます。安い/明るい/熱くないといった理由で、白熱灯からLEDに流れて行く昨今。白熱電球に独特な「温かさ」を感じるように、LEDになっても「何か」を感じることができるといいですね。

↑触れるとコトコト・・・と小さな鼓動を感じます。

・furumai
超撥水性加工で水をはじくお皿の上で、水滴が丸みを帯びて動き回ります。「人が触る/反応をもらう」はINPUTとOUTPUTが瞬間的に1回転しています。だからこそ、「こうしたら次はどういう動きになるのか?」と発展させることができるんですね。

↑ちょっと揺らすだけで水滴が踊ります。


――――――――


■余談:AXISのNさんとの再会
昨年の夏に行なわれた「金の卵」展で、大変お世話になったAXISのNさんと半年ぶりの再会を果たしました。相変わらず明るく元気で、お懐かしい・・・。講演される田川さんと同じ会社の方に自分の紹介もさせていただきました。こういう出会いは大切にしないとと改めて感じますね。僕の勤務先がNさんの地元だそうなので、美味しい店も紹介してもらおうと思います。笑
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