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inp-act(2)

09 28, 2009 | Tag,情報デザイン
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2日目は公立はこだて未来大学にて、第3回日本デザイン学会第1支部大会。
様々な大学の研究発表や、先生方によるシンポジウムに参加しました。

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↑って、、、これが大学か!壮大な自然と全面ガラス張りの建築物。
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↑近くで見るとさらに迫力。窓には雲が反射して映っています。
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↑仕切りの少ないオープンな空間。活発な意見が飛び交う環境なんだろうなぁ。
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↑午前中の口頭発表。久々に再会したN君の発表もばっちり聞いてきました。

口頭発表は、公立はこだて未来大学の学生を中心に、札幌市立大学、東北工業大学、岩手大学の学生・先生方の研究が発表されました。


■「人から考える」
印象深かったのは公立はこだて未来大の学生らの発表。4,5名が各々の発表をしていたけど、地図を使って目的地を探したり、イベント毎に写真を整理したりという、何かを探すという活動から、新たなインタフェースを提案するという流れは皆共通。

"人のふるまい"として、コーヒーのミルクをかけたり、パスタを食べたりする際の「ついつい回す」という行為を細かく見る視点は「さすが!」という感じでした。日常のふとした時の人の行為を観察し、考え、デザインに展開するというのがやはりこの研究の面白いところです。

ただ、どの発表も"くるくる回す"インタフェースの提案になっていて、聞いている側としては無理矢理繋げている感がどうしても否めませんでした。質疑応答では「別に回さなくてもいいんじゃないかなぁ」といった会場の空気。実は、発表する以前から本人らも自覚していたことだったと聞いたので、ここでの発表の収穫を活かしての、今後の展開を楽しみにしています。陰ながら応援!

ところで、S君に関してはweb上のナビゲーションの大別の話から、提案したいインタフェースを「現在地を示すナビ」ではなく「次を探すナビ」と明確に見せていたのが好印象でした。(というか、単純に分かりやすい発表だったなぁ。)


■ユーザの自発性を高める
当研究室OGのKSMさんから噂を聞いていた、Nさんの「一般の人々のクリエイティビティを活かす参加型デザイン手法の研究」という発表もとても面白かったです。(この題目が分かりやすくてこれまた凄い。)

多くのデザインがユーザの意図をとっていないということを前提に、参加型デザインの手法として、ユーザ自身に道具を与えて提案をさせていこうと研究。ユーザが「こんなのがあったらいいんだよなぁ」と、自ら提案を誘発していくアプローチと、そこに絡んできた「say(過去)- do(今)- make(未来)」の話が新鮮でした。

これは、僕が今研究しているバスプロジェクトにも関与してくると感じます。住民をユーザ、大学をデザイナーとすると、仮に参加型デザインを行なっていると言えても、アウトプットはさておき、ディレクションの部分で、大学の力に偏っているところを感じています。

もっと、住民らが自発的に提案できる環境を築いていかなければ、バスを走らせる活動を持続することは難しいと考えます。当研究室がいつまでも研究対象として、このフィールドに入り込み続けているとも限りませんしね。そういう意味では、先月の住民らによるブレスト活動は面白い試みだったのかも。(この話は本エントリーから脱線しそうなので今回は保留。)


他にも感じたことはいっぱいあったけど、とりあえず箇条書き。
・発表の”題目”は研究内容の方向性を知るために、意外と重要。
・発表の前半に研究目的を明確に示すと、スッと入ってくる。
・研究の幅を広げすぎないこと。フォーカスできなくなる。
・たくさん見つかる=見つからない(情報爆発)
・「情報」を探すから「情報を持つ人」を探すへ。
・活動をする際は組織のあるべき姿を認識し、目的を明確に。

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↑さて、お昼時。いろはすは大自然に似合います。笑
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↑午後はパネルディスカッションとシンポジウム。
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↑東北工大のwebアプリケーションがかなり気にかかりました。

東北工大の発表は、僕が来年度から勤める会社にもこういう話題は繋がってくるし。今から引き出しは増やさないとなぁ。東北工大といえば、シンポジウムにおける両角先生の言葉がインパクトあり。「デザイナーは力不足だ!」と訴え、モノづくりの技術力と、デザインしたものを現実的なビジネスとして表に出していく力の不足さを話していました。

特に後者は、同じくシンポジウムでお話いただいた及川さんの「デザインマネジメントとは、経営目標の実現に向けてデザイン活用機会を設けること。」という言葉にも繋がっていました。段々と「情報デザイン」が対象としている"コミュニケーション"は、ユーザとデザイナーだけでなく、経営者やエンジニアをも巻き込みつつあるようです。(もしくはすでに巻き込んでいるけど重要視され始めている。)

この後の交流パーティーで学生らと話し合った所、結局、「情報デザイン」って言葉がふわふわしているんだよなぁというのが、ほとんどの感想に混じっていた気がします。(汗)ただ一方で、それは良い意味でもあるとも個人的には思います。「情報デザイン」という言葉を旗印に、ユーザ/経営者/エンジニアといった「外(語弊はあるけど)」とのコミュニケーションに目を向けるデザイナーの姿勢。僕はそれ自体が大事なんだと感じます。(あくまでデザイナーとしての技術力を磨きながら。)


他にも感じたことはいっぱいあったけど、とりあえず箇条書き。
・情報デザイナーが情報デザインしてる場合じゃない(次にどうするか)
・ホロニックアイ:一から全、全から一の視点移動
・ノットワーク:部分的共有の結び目をつくる
・「広義のデザインも大事。だけど狭義のデザインも大事。」
・とりあえず体験していく。1つのことに徹底的に。

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↑交流パーティーでは久々の再会や、お会いしたかった方に挨拶できました^^
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↑帰り際。夕日が完全に反射してます。
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↑本当に大自然に恵まれて、、、羨ましいキャンパスだ!
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↑この日の夕飯は海鮮。このイカはまだうにょうにょと生きてます。美味しかった!
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inp-act(1)

09 27, 2009 | Tag,情報デザイン
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先日は「考えるデザイン」展を訪れ、主催者である中島さんご本人から本当に丁寧な解説を頂くことができました。とても勉強になったので、ここで思わずご報告。後日、エントリーでも書かせていただきたいと思います。

中島祥文「考えるデザイン」展
http://www.tamabi.ac.jp/museum/exhibition/default.htm


――――――――

日本デザイン学会第3回第一支部大会
http://mima.c.fun.ac.jp/JSSD01/


まずは、9月19日 (土) から21日 (月)にかけて行なわれた、「第3回日本デザイン学会第1支部大会」及び「inp-act」というワークショップに関するエントリーから。こちらも短期間で本当に多くのことを学ぶことができました。

今回はkid研から3年生6名と同伴の僕の計7名。想定外の大人数で押し掛けてしまいましたが、寺沢先生を始め、夏堀君や他スタッフの心配りに感謝します。

とりあえず、北海道に降り立って函館観光した初日の話から。笑

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↑出発の羽田空港では、同参加の専修大とバッタリ。笑
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↑AIR DOの飛行機。これが偶然にも「考えるデザイン」展での話のネタに。
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↑着いて早々、北海道限定ガラナを手にいざ函館観光へ。笑
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↑函館山から見る100万ドルの夜景。実際に見ないとこの感動は伝わりません。
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↑金森赤れんが倉庫。函館は何を撮っても絵になるなぁ。。。
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↑道行く人がカメラを構えてくれました。函館の人は気兼ねがなくて素敵です。
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↑初日の夕飯は「きくよ食堂」にて。刺身もいか焼きも旨い旨い!
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↑翌日からの学会・ワークショップに向けての前夜祭ってことで。笑

箱根合宿(2)

09 24, 2009 | Tag,情報デザイン
ものづくり体験後は「彫刻の森美術館」に行きました。

彫刻の森美術館
http://www.hakone-oam.or.jp/


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ここは何がスゴいって、大自然の中に代表的な彫刻家の120点程の作品が展示されているんですよね。ヘンリー・ムーアの言葉には、「彫刻の置かれる背景として空以上にふさわしいものはない」とあります。本来、自然物と人工物の"隔たり"は無い、という芸術家の意志を感じます。

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↑ミス・ブラック・パワー。女性の美しさとは"たくましさ"と言わんばかり。
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↑これは、、、うーん。笑
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↑おみやげ場のカフェの壁面には意味深なメッセージが沢山書かれていました。
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↑一見するとただの塔。
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↑内部に入れば、なんと綺麗な。。。

ピカソ館てのもありましたが、時間足りず・・・うー、しっかり見たかった。

――――――――

ロッソという芸術家の言葉がとても印象的でした。最後にこれを記しておきます。

「自然には境界がないのだから、芸術作品にも境界があってはならない。私が肖像彫刻を作るとき、それを顔の輪郭線だけに限ってしまうわけにはいかない。その顔は身体に続いているものだし、さらに、その顔に及ぼす周囲の中に置かれている。私はその環境を無視することができない。」

100年以上も昔の芸術家がこのようなことを述べるというのだから恐れ入ります。歴史には詳しくないけど、こういう視点で当時ものづくりをしていた人がどれだけいたんだろう。芸術家の思考もやはり、情報デザインの思考に通ずるものがありますね。

箱根合宿(1)

09 23, 2009 | Tag,情報デザイン
さてさて、箱根から北海道へ。
色々と書きたいことあるのでどんどん書き残さねば。

14、15日は研究室合宿で箱根に行ってきました。
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――――――――

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↑箱根湯本駅。初日の移動は迷子になったりで本当に大変でした。笑
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↑なんとか着いて3年生のキャリアプラン(進路計画)発表。

つくづく思うけど、こういう発表の場は本当に大事。
発表という機会を通じて自分の考えが明確になってくるし、
色んな人の意見を集めれば考えの幅も広がる。
あと、単純に発表の場に慣れた方が色々得だろうし。

実際には4年生から色んな意見が飛び出て意義はあった様子。
3年生は今後の進路をしっかりと目標立てて頑張ってください。
僕も負けずに頑張らねば。

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↑翌日は合宿恒例のものづくり。今年はガラス工芸。
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↑吹いたり、伸ばしたり、回したり・・・。
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↑そして、陶芸にもチャレンジ。
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こういったものづくり体験から、使い手から作り手へチラッと入り込めます。

ところで、合宿の最初に

「昔の人はものを作る人と使う人が同じ所に住んでいた」
「ものを使う人は直接作る人に意見することができ、とても身近であった」

と、先生は大量生産の時代に移った今の"使い手"と"作り手"の距離感について話していました。こういう話を体験的に感じる機会として、ものづくり体験は合宿の恒例行事になっているようです。(笑)

――――――――

さて、この後は「箱根の森美術館」に行きました。
続けてエントリー。

Power Pointによるインタフェース

09 12, 2009 | Tag,情報デザイン
先日は知り合いの紹介で、以下のワークショップに参加しました。

――――――――
「Power Pointによるインタフェース」
日時:9月10日(木)18:00-20:00
場所:千葉工業大学・津田沼キャンパス・7号館一階
講師:広島工業大学・井上勝夫先生
概要:
・Power Pointによるインタフェースの講演
・実際にインタフェースを作ってみるワークショップ(PCを持ってきてください)
――――――――

早いけど低忠実なペーパープロトタイプから、遅いけど高忠実なフラッシュ等によるプロトタイプの中で、広く普及しているPowerPointを用いた"中"忠実なプロトタイプ手法の提案。

ワークショップの中で実際に簡単にインタフェースをつくってみたのですが、「パワポってこんな使い方もできるのか!」と素直に驚いたし、あまりの簡単な操作に思わず笑ってしまいます。というか、マスタ機能なんてあったんですね。

PowerPointによるプロトタイプのメリットとしては

・比較的早く、操作が楽
・分担作業が出来る
・macといった別OSでも動く

といったところのようです。

ただ、フラッシュと比べるとやはり高忠実とは言えないデメリットの部分も見えてきました。後々考えて気をつけたいと思ったのは、PowerPointのプロトタイプ手法は

・「フラッシュなんて難しいの使うなんて馬鹿馬鹿しい」
・「ペーパープロトタイプなんてのは浅はかすぎる」

というように、排他的に存在するわけではないということ。プロトタイプをつくろうってなったときの条件下で、最適と思われる手法を選んでいけばいいわけですね。(まぁ、当たり前っちゃ当たり前なんですけど)

また、プロトタイプの手法ばかりに気をとらわれず、

「プロトタイプをつくるのが目的ではない、インタフェースをつくるのが目的」

といった心持ちが大事だということを改めて痛感しました。


近いうちにうちの教授に報告します。

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PowerPointによるインタフェースデザイン開発 (単行本)
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